国際プロレス DVD

2010年8月20日発売

国際プロレスクロニクル 上巻[DVD]
5枚組カラー1,000分予定/税込¥21,000/品番SPD-1328

内容紹介
1966年10月の設立から1981年8月の崩壊まで、約15年間にわたり日本のプロレスに一時代を築いた国際プロレス。故・吉原功社長を中心に、5月24日に急逝した「金網デスマッチの鬼」ラッシャー・木村、マイティ・井上、アニマル・浜口、大木金太郎、グレート・草津、寺西 勇、阿修羅・原らが繰り広げた激闘の数々(テレビ東京放映時代)を、30年の時空を経て今ここに完全再生(収録試合は、すべて初めてのソフト化)。また、創立から崩壊までの全・パンフレット(全ページ)についても、上下巻に分け画面で完全収録。

ダイナマイト・キッドムシ暑い7月です。国際マニアにとって、なんといっても忘れられない7月といえば、1979年、昭和54年の7月。そう、あの31年前の7月、国際プロレスのリングにアンドレ・ザ・ジャイアントとダイナマイト・キッド(初来日)が同時参加したときですね。その「ビッグ・サマー・シリーズ」の好試合4つを含む8試合の収録が決定しました!

ラッシャー木村 対 スパイク・ヒューバー(昭和55年7.15 富士市立体育館)
マイティ井上、アニマル浜口 対 ストロング小林、永源遙(IWA世界タッグ選手権 同)
ラッシャー木村、マイティ井上 対 アンドレ・ザ・ジャイアント、アレックス・スミルノフ(昭和54年7.17 北海道・中川町体育館)
マイティ井上 対 アンドレ・ザ・ジャイアント(昭和54年7.19 北海道木古内町公民館)
バトルロイヤル(アンドレ優勝=昭和54年7.21 新潟県村上市民体育館)
阿修羅原 対 ダイナマイト・キッド(WWU世界ジュニア、英連邦ジュニア・ダブルタイトルマッチ 同)
マイティ井上、マッハ隼人 対カルロス・プラタ、エル・ドーベルマン(昭和55年11.1後楽園ホール)
大木金太郎 対 グレート・ムルンバ (同)

写真まずは「鉄槌男」「鉄釘野郎」と言われていたディック・ザ・ブルーザーの息子(娘の婿)、スパイク・ヒューバーが登場。ノンタイトルでラッシャー木村に果敢に挑むも、木村が新兵器の「風車吊り」で返り討ち!この「風車吊り」、入団して間もない大木金太郎が「X固め」なる変形卍固めを盛んに使っていたことに対抗すべく編み出したものだったが、非常に「木村らしさ」が出ていた技で、私は好きだった。この日のメインは、新日本のS・小林、永源組に奪われていたIWA世界タッグの奪還を期して井上、浜口が再合体。井上の気迫が小林を圧倒し、見事ナニワ・ブラザースが雪辱を果たした。3試合目から6試合目は昭和54年7月、ビッグ・サマー・シリーズにアンドレ、ザ・ジャイアント、ヘイスタック・カルホーン、ダイナマイト・キッド(これが初来日)が特別参加したときのもので、当時22歳だった私が「すごい大物揃いだ!ギャラは大丈夫なのか?」と余計な心配までしたことを思い出す。余計な心配だけにしておけばいいものを、9月の「ダイナマイト・シリーズ」前に吉原社長に高田馬場オフィスでお会いした際〔私は国際でアルバイトをしており、よく事務所にもお邪魔していた〕、「社長、クダラナイ質問で恐れ入ります!7月の大物一挙来日のギャラはすごかったと思いますが、大丈夫だったのですか?」と聞いてしまったのだから恐れを知らぬ22歳(笑)。しかし、社長は笑顔で優しく、こう答えて下さった。「7月のあのシリーズは、東京12チャンネルから特別に強化予算が降りたんだよ。それがなければ呼べなかったさ」。ナルホド!そうであったか!一介の学生アルバイトに、ここまで丁寧に「本当のこと」を答えてくださる社長など、日本中どこを探してもほかには絶対にいなかったろう。思えば、吉原功社長は人と話すとき、一度も「上から目線」だったことがない方だった。30年後の今、こうして私が国際プロレスのDVDを後世に絶対に残そうと思うのも、根底は「吉原社長の、あの優しさが嬉しかった。吉原社長が好きだった」からなのだと思う。話がややそれたが、この夏の陣でアンドレ、キッドの見せた動きは素晴らしく、特に「キッド対原」をテレビで見た新日本の新間さんが「こいつは藤波の最高のライバルになる!」と、半年後に2度目の国際来日が決まっていた(当然パンフにも掲載されていた)キッドを「直前に」新日本へ引き抜いた事は、余りにも有名な話だ。キッドのその後のレスラー人生を顧みたとき、あのときの「引き抜き」は多分、正解だったのだろう。タイガーマスク(佐山、三沢)との名勝負もあったし、国際に留まって原とのジュニア抗争を継続するよりベターな選択だと、キッド自身も考えたに違いない。だが、しかし・・・・・である。果たして、本当にそうであったか?この31年前のキッド初来日を見ながら、皆さんはどうお考えになるだろうか?謎かけのようだが、そこが、このDVD-BOXの大きなハイライトの一つに思える。それにしても、この年の原は5月にミレ・ツルノに勝ち、7月にダイナマイト・キッドに勝ち、10月にはマーク・ロコにも勝っている。「年間最優秀選手(MVP)」に選出されても全くおかしくなかった実績だが、この年最大の話題イベント、8.26「夢のオールスター戦」の余波?で、なんとなくその凄い実績を掻き消されてしまった感があった。大木金太郎の相手として登場するムルンバは、この年の4年前(1976年)にタイガー・J・シンのパートナーとして北米タッグ(新日本)にも挑戦したブルータス・ムルンバ。器用な選手ではないが、この大木戦では「それなりに」持ち味を出している。また、大木のテレビ(12チャンネル)登場は、この試合が最後となった(大木は12チャンネルとの半年間直接契約だったため、11月で契約切れ。ただしマスコミには負傷欠場とされた)。

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