日本には戦前から療術と呼ばれる民間療法があり、鍼灸や漢方などの東洋医学、カイロプラクティックやオステオパシーなどの手技療法に、古武術や霊術、各地家伝の療法などを加えた様々な療法が独自に発展していた。1943年、優れた療術を後世に伝え残すため、野口整体の野口晴哉氏を中央委員長として整体操法委員会が設立され、検討を重ねた末に、実際の効果を重要視した整体操法がまとめられた。これは、野口晴哉氏より直接指導を受けた上田唐山氏の薫陶を受けた中賢一郎が、整体操法の基本的な理論と技法を紹介するものである。

※このDVDは、整体操法の基本を紹介し、家庭で個人が行うことができるように制作されたものです。行う時は個人の責任において行って下さい。疾病が有る時は必ず医師の判断を仰いで下さい。また、プロの治療師の方が第3者に行う場合は、治療師自身の責任で行って下さい。紹介されている操法を行うことで起きたいかなる事故も責任は負えませんのでご了承下さい。

収録内容

修養法
　漏気法
　深息法
　脊髄行氣法
　合掌行氣法
気合法
　邪気の呼出法
輸気法・観察法
　輸気法
　観察法
　脊椎の観察
整体操法基本の型
　整体操法の型
　上肢操法（上肢第1～7調律点）
　頭部操法（頭部第1～5調律点）
　腹部操法（腹部第1～5調律点）
　側腹操法
　下肢操法
　冷え取り操法
　すねの内側の操法
　外股の操法
　脊椎操法
　9.7.8操法
　腰部活点の操法

「正體道」
正體道は、整体の開祖である野口晴哉氏の理論を礎に、中賢一郎が長年の研究の末に作り上げた「體氣」という4つの型を通して、「季節と体の関係」「心と体」の関係を読み取って行く健康法である。
季節によって変化して行く体のバランスを整え、様々な症状を調節する。ここでは、季節と体の関係、そして體氣の型を紹介する。

四立と体調
　立春
　立夏
　立秋
　立冬
　尿出し操法
正體道の型
　體気
　體気の検査法
　実技