高無宝良
武蔵流剣術
宮本武蔵の二刀流 実技とその変遷
- 商品番号:SPD-7527
- 収録時間:101分
- 価格:税込¥5,830(本体価格¥5,300+税)
- 仕様:カラー/STEREO/片面1層
- リージョン:ALL
- Jan 4941125675277
- ISBN978-4-86308-718-7 C2875 Y5300E
- 発売日:2017.05.20
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剣豪宮本武蔵の武術として名高い二刀流の剣理を紹介
日本武道の歴史上、最も有名な剣豪宮本武蔵。その剣技の最大の特徴は二刀流を能く用いた点にある。五輪書をはじめとする書物を紐解き、武術追求に役立てようとする後世の研究者は数多いが、二刀剣術としての本旨を理解し習得に臨む者は多くない。その宮本武蔵の剣術技法を、二天一流と二天流をともに学んだ稀有な武術家・高無宝良が、時代における変遷とともに丁寧に実演・解説。
武蔵流剣術の変遷
宮本武蔵は、その前半生で円明流、晩年には二天一流といったように、一代の人生の中で自身の兵法技術や理念を変化させていった。小倉藩に伝承された二天流は、二天一流や他の二刀剣術とは大きく趣を異にするもので、中年期までの武蔵の剣法をよく表しているとされる。これに対して二天一流山東派は肥後細川藩に伝わり現在も複数の伝承者を持つ。高無が師事した稲村清師範の二天一流は、五輪書の記述に見られるような要訣を確かに備えた、晩年の武蔵の兵法の粋といえるものである。 これら二つの流派を縦糸にし、五輪書や円明流剣法書などの記述を横糸として参照すると、武蔵の剣法の変遷と、その中に通底する武蔵剣術全体の骨子が見えてくる。 -
収録内容
宮本武蔵二刀流の特徴
十字受
十字受/二天流形式
派生形(一) (二)
十字受/二天一流形式
中段の構え
派生形(一)(二)(三)
付ける拍子
敵の打ち出しが遅く間が近くなった場合
先をとる
越す拍子
遠い間合いから早く打ってきた場合
十字留
色々な角度からの攻撃に対する十字受
突きに対する十字受
二天流形式 最終形
二刀の型 紅葉の打ち
山東派 二刀の型
素振り
歩み -
出演
高無宝良(TAKANASHI Takara)
幼少期より各種格闘技、武術をたしなむ。平成11年より、山東派八代青木規矩男の高弟稲村清師範に師事し二天一流を学ぶ。のちに加えて小林盛夫(人間国宝五代目柳家小さん)の伝えた小倉藩伝二天流も学び、武蔵の技術の変遷を研究する。平成21年、古武道学舎清風会を発足。平成22年より小用茂夫師範のもと刀禅を学習。平成23年、新陰流兵法(疋田派)山本篤師範より同流指導の許しを得る。平成27年、ユーラシア大陸横断を機に団体名を古武術是風会に改称。自らの武術修業に励むとともに、欧米やアジア各国でも指導するなど国内外で伝習に精力を注いでいる。