新陰流は剣聖・上泉伊勢守信綱によって戦国時代に創始され、その後の各流派のほとんどに影響を与えたと言われる日本を代表する流派である。新陰流兵法転会（まろばしかい）宗主として活動を続けてきた渡辺忠成が、新陰流の教え、技法心法体系、文化的側面を紹介する。

収録内容

礼法　Etiquette (The Art of Bowing)
執刀法　Shitto-ho: The art of holding the Katana
転（まろばし）　Marobashi
教習課程に応じた使い方の変化　Variations of Use According to the Training Process
燕飛之巻　Enpi-no-maki
剣と体術　Ken and Taijutsu
新陰流の特徴的な太刀　Characteristic Tachi Techniques of Shinkage-ryu
殺人刀・活人刀　Setsunin-to (Death-Giving Sword) / Katsunin-to (Life-Giving Sword)
本伝と内伝　Honden (Main Transmission) and Naiden (Inner Transmission)
インタビュー　Interview
新陰流流祖上泉伊勢守とその時代／柳生一族と新陰流／上泉伊勢守の「陰」と「影」／上泉伊勢守と塚原卜伝、愛洲移香斎／長岡桃嶺先生について／武器について／新陰流の継承／江戸柳生と尾張柳生／修行とは／古伝の殺人刀と活人刀の教え