ボディービルに燃える黄金の鷲ダニ－・スパイビー
2メートルを超す巨体と金髪から「黄金の鷲」と呼ばれ、全日本プロレス最強外人の一人として長年日本マットで活躍したダニー・スパイビー。イーグルのリングネームでデビューし、コヨーテ（スコット・ホール）とのタッグチーム「アメリカン・スターシップ」で瞬く間にトップ選手となる。1988年5月、全日本プロレスに初来日。必殺技スパイビー・スパイクを武器に、スタン・ハンセンのタッグパートナーとして活躍。アメリカマットではシッド・ビシャスとのタッグ「スカイ・スクレイパーズ」を結成するなど、主にWCWマットで戦った。1995年6月、WWFマットに進出し短期間でトップ選手となったが、同年10月に現役を引退。特に日本のプロレスファンから大きな支持を受けた名選手である。

ブッカ－で鳴らした空飛ぶ砲弾ジョージ・スコット
1950年～60年代は優れた名選手。70年～80年代は有能なブッカー。ふたつの役割でプロレス界に多大な貢献を果たしたジョージ・スコット。17歳でプロデビュー。弟サンディと組んだ空中殺法と、テレビを活かした巧みなプロモーションで、トロントや南北カロライナ地区で大人気を博す。1972年に首を負傷し現役を引退。その後、ジム・クロケット・プロモーションで辣腕ブッカーとして手腕を振るい、1983年、ビンス・マクマホンSr.に請われてWWFのブッカーに就任。レッスルマニアを大成功に導き、WWF全米制覇の礎を築いた。プロレス史に大きな足跡を残した偉大な名選手であり、名ブッカーである。