必殺トマホークチョップを放つ狼酋長ワフー・マクダニエル
ギミックではない純粋なインディアンの血を引き、トマホークチョップなどのインディアンスタイルで人気を呼んだワフー・マクダニエル。ベビーフェイスでありながら、流血やラフファイトにも強い異色のレスラーであった。全日本プロレスでは、ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田の王座にも挑戦したが、特にアブドーラ・ザ・ブッチャーとの抗争は、両者流血をものともしない壮絶な闘いぶりで人気を博した。1996年、現役を引退。2002年4月19日、糖尿病の合併症によりテキサス州ヒューストンで死去。享年63歳。

ワイルドに生きるハードパンチャーロニー・ガービン
石の右拳を持つ男と呼ばれパンチ攻撃を得意としたロニー・ガービン。兄テリーとガービン兄弟として活躍し、各地のタッグ王座を次々と獲得。兄の引退後はシングルプレーヤーとして1984年にテッド・デビアスを破りナショナルヘビー級王者、1987年9月にはリック・フレアーを倒してNWA世界ヘビー級王者となった。1988年、プエルトリコでWWC統一王座を奪取。1989年からはWWFに転戦しグレッグ・バレンタインと抗争を展開。1992年には再びWWC王座を獲得。実力者として2005年頃までレスラーおよびレフェリーとして活動を続けた。