肥田式強健術を身につけるために必要な基本原理と正しい動作を丁寧に紹介
大正から昭和にかけて肥田春充によって創始、完成された肥田式強健術。それは、理想的人体に必要な八大要件を磨くための合理的な運動であり、単なる体操に留まらず、真の健康を目指した日本独自の身体運用法である。
真の健康には「正中心鍛錬」「真食養」「純自然体休養姿勢」の３つをバランス良く、適正に行うことが大切になる。
DVD第1弾となる入門篇では、肥田式強健術を学ぶ上で必ず理解しておかなくてはならない基本的な原理を解説するとともに、簡易強健術における身体の使い方と原則を紹介。さらに、11の動作で構成される簡易強健術を、映像を見ながら一緒に練修することができる「簡易強健術の練修」を収録。

※肥田春充 HIDA Harumichi
1883年、山梨県南都留郡に生まれる。生来極端な病弱であったが、18歳の時に自らの心身を根本的に改造する志を立て、古今東西の体育法を研究。独自の鍛錬法を創案し、2年間の修練により筋骨隆々の身体を作り上げる。1911年、簡易強健術を顕す。その後も自然療法等の研究に没頭し、国内に名声が高まる。1923年、正中心の極意を悟得し、各種練修法をほぼ完成させる。1930年、中心力抜刀術を完成。1948年、純自然体休養姿勢の絶対妙を体得。1956年8月24日、49日間の完全絶食の後に逝去。享年72歳。

収録内容

真健康の三大要素 Three Factors of Real Health
内臓操練法 Naizo Soren Ho (Exercise of the Internal Organs)
　純自然体休養姿勢 Jun Shizen Tai Kyuyo Shisei
　静息長呼法 Seisoku Choko Ho
　腹胸肩式内臓操練法 Fuku Kyo Ken Shiki Naizo Soren Ho
　腰腹式呼吸法 Yo Fuku Shiki Kokyu Ho
正中心鍛錬法の基本原理 Basic Theory of Sei Chushin Tanren Ho
　正中心の位置 Position of Sei Chushin
　身体の虚実 Truth and Falsehood of the Body
　基本姿勢の取り方 Basic Positions
　腰腹式呼吸（立位） Yo Fuku Shiki Kokyu (Standing position)
簡易強健術の動作 Movement of Kan-i Kyoken Jutsu
　身体の使い方と原則 Use and Principles of the Body
　上腕二頭筋練修法 Renshu Ho (Training) of Biceps
　斜腹筋練修法 Renshu Ho (Training) of the Oblique Abdominal Muscles
　腓腹筋練修法 Renshu Ho (Training) of the Calf Muscles
　三骨軽打法 San Kotsu Keida Ho (Three Bone Hitting)
簡易強健術の練修 Renshu (Training) of Kan-i Kyoken Jutsu